【読書記録】西野亮廣『夢と金』|夢とお金を両立させるための学び

読書記録

こんな人におすすめ

  • 夢はあるけれど、「お金の不安」で一歩踏み出せない
  • エンタメ的に、金融の知識を学びたい人
  • 子どもへの金融教育に不安がある人

基本情報

タイトル:『夢と金』

著者:西野亮廣(キングコング)

出版社:幻冬舎

読了日:2025年8月24日

おすすめ度:★★★★★(5/5)

本の概要

西野亮廣さんは「夢」と「お金」は対立するものではなく、切り離せない関係にあると説いています。
お金が尽きれば夢も尽きる──これが現実であり、だからこそ「夢か金か」という二元論は無意味だと断言します。

また、日本では「お金の話をするのは、はしたない」という価値観が根強いですが、それは自殺や犯罪を助長し、子どもたちの夢を潰す言葉だと厳しく批判。
大人は子どもに背中を見せる存在であり、夢を語りつつお金を学ぶことこそが、今の社会に欠けている「希望」を生み出す道だと強調します。

そして、「金の話ばかり」と批判する人に対しては、「それなら僕以上に大きな夢を語り行動している人を連れてきてほしい」と挑戦的に投げかけ、耳障りの良い言葉ではなく、本当に夢を繋ぐための“真実の話”を80分で伝える、と締めくくっています。

心に残ったフレーズ

求められているのは「顧客のファン化」だ。(p148)

顧客は「商品を買ってくれる人」にすぎませんが、ファンは「あなたから買いたい」と思って応援してくれる存在。
同じものを提供していても、価格競争だけに頼っていては頭打ちになります。

これはライターにとっても同じこと。

単に「記事を書ける人」ではなく、「〇〇さんにお願いしたい」と思われる存在になることで、継続依頼や単価アップにつながります。

ファン化は、ライター活動を長く続けるための大切な視点だと気づきました。

感想

著者自身の経験や、実際のニュースに基づいて「お金の仕組み」を解説しているため、内容がとてもイメージしやすかったです。

単なる理屈ではなく、リアルな事例があるからこそ説得力がありました。

特に印象に残ったのは、旅客機のファーストクラスの話です(p.26〜)。

これまでの私は「同じ目的地に行くなら、できるだけ安く行くのが正しい」と考えていました。

しかし本書を通じて、ファーストクラスを購入する人がいるからこそ、自分が安価に旅行できているという構造を知り、価値観が大きく揺さぶられました。

また、お金に関する無知は恐ろしいと痛感しました。

「今日が一番若い日」という言葉の通り、学び始めるのに遅すぎることはありません。

経験や勉強を重ねてこそ、夢とお金の両立に近づけるのだと強く感じた一冊でした。

まとめ

『夢と金』は、夢とお金を切り離さずに考える大切さを教えてくれる一冊でした。

夢を語るためにはお金の理解が不可欠であり、希望を持って生きるために「学ぶこと」が重要だと強く感じました。


特に印象に残ったのは「ファーストクラスの存在が、私たちの安い航空券を支えている」という話。

これまでの私は「安い方が良い」とだけ考えていましたが、社会の仕組みや他者の選択によって自分が恩恵を受けていることに気づかされました。

同時に「お金の無知はリスクだ」と実感しました。

✅1アクション宣言
この学びを行動に移すために、まずはライター活動の記録を日々発信し、自分を知ってもらうと決めました。

ただ記事を書くのではなく、「あなたに依頼したい」と思ってもらえる存在を目指していきます。

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